2013年のメジャーデビュー以来、こちらでもその動向を追ってきたケイシー・マスグレイヴスが、2021年の「star-crosses」以来となるニュー・アルバムをリリースしてくれました。その前作以降あまり新曲がチャートに登場する事もなく心配していましたが、最近…
2018年の「アメリカン・アイドル」シーズン16のファイナリストで、3位となったギャビー・バレットが、満を持してのセカンド・アルバムをリリースしました。リード・シングルの"Glory Days"も、じわじわとチャートを上がってきています。デビュー曲の "I Ho…
どちらかというとアメリカーナ系のカントリー・アーティストになるタイラー・チルダースが、ここ最近素晴らしい2曲のスロー・ナンバー"In Your Love"と"Help Me Make It Through the Night"でメジャー・カントリーのプレイリストにも顔を出すほどの注目を集…
今週の日本時間の木曜日にCMAアワード・ショーが開催され、受賞者が発表されました。とにかく驚いたのが、エンターテイナー賞で初ノミネートのレイニー・ウィルソンが受賞した事でしょう。本国でも議論が起こっているようですが、デュオも含めて堂々5部門の…
かつてナンシー・グリフィスが好きで、今もプレイリストを作って時々聞いている者にとっては、大変うれしいトリビュート・アルバムがリリースされました。アルバムには、ナンシーが共演したり、しばしばステージを共にしたアーティストたち(ジョン・プライ…
今年のCMAアワードのノミネートが発表されましたので、掲載させていただきます。アワード・ショーは本国の11月9日です。 https://cmaawards.com/nominees-winners/ Entertainer of the Year Luke Combs Chris Stapleton Carrie Underwood Morgan Wallen Lain…
魅力的なしわがれ声で洗練されたポップ・ソングを歌う、今のカントリー界でも異色のバラディア―といえるブレット・ヤング。そんな彼が、前作「Weekends Look a Little Different These Days」と同様な、8曲入りのアルバムをリリースしました。一応はアルバム…
最近のグランド・オール・オープリーに出演していたエル・キングのパフォーマンスが興味深かったので、早速この今年発売の3作目、カントリーミュージックへ方向性を示したアルバムを聴いたところ、ポップ・カントリーでは味わいにくい、なかなか意志を感じ…
最近のカントリーのヒット・チャートを見ても、極端に女性アーティストが少ないという実に残念な状況の中、"Tennesee Orange"をビルボードのカントリー・エアプレイでトップ10に食い込ませて気を吐いているのが、この新人メーガン(ミーガン)・モロニー…
カントリー界の期待の若手でテキサス出身のパーカー・マッカラムが、「Gold Chain Cowboy」に続くメジャーMCAでのセカンド・アルバムをリリースしました。メジャー・デビュー曲の"Pretty Heart"と続く "To Be Loved by You"が連続してビルボード・カントリ…
モーガン・ウォレンの待望の3作目、前作「Dangerous:The Double Album」に引き続き全36曲というダブル・アルバムを越えて、もうトリプル(?)と言いたくなるボリュームのアルバムです。このアルバムが相当待ち望まれていた事は、ビルボード200(オー…
今年2023年の1月、フロリダ・ジョージア・ライン(FGL)のメイン・ボーカルを担ってきたタイラー・ハバードが、満を持してソロ・アルバムをリリースしました。ソロ・デビュー曲の"5 Foot 9"がリリースされたのが去年の5月なので、相当に期間が開いた印象で…
メインストリーム・カントリー界のくせ者、マイケル・ハーディが、オールジャンルのビルボード200で初登場4位と大躍進した、「A Rock」につづく今年2023年のセカンド・アルバムです。フロリダ・ジョージア・ラインのソングライターとしてその名が知れ渡り…
昨年2022年に颯爽と登場し、"Fall in Love"と"Rock and a Hard Place"の2曲が、カントリー・シングル・チャートの上位に居座り続けている新人ベイリー・ジマーマンによる、2022年リリースの8曲入りデビューEPです。"Fall in Love"はカントリー・エアプレイ…
昨年、2022年に、CMAアワードの新人賞だけでなく女性ボーカリスト賞も獲得し、大躍進したレイニー・ウィルソン。そのCMAアワードの直前にリリースされた、メジャー2作目(その前に2枚インディのリリース有り)のアルバムです。前作「Sayin' What I'm Thinki…
少々遅れましたが、先日行われたグラミー賞でのカントリー部門の受賞者を投稿しておきます。 Best New Artist AnittaOmar ApolloDomi & JD BeckMuni LongSamara Joy Winner!!LattoManeskinTobe NwigweMolly TuttleWet Leg モリー・タトルは受賞しませんでし…
今年は取り上げた数がすくなめだったのですが、自身の整理(?)の意味も含めて今年も5枚を選んでおきます。まだ取り上げきれてない気になる新作もあったのですが、また来年に取り上げれればと思います。基準は、個人的に好んで繰り返しよく聴いた事と、将…
CMAアワードはもちろん、それ以上にグラミー賞カントリー部門でのノミネートの常連となっているほど、メインストリーム・カントリーの一角を担う存在となっている実力派アーティスト、アシュリー・マクブライド。その風貌などスターらしくない特有の存在感が…
CMAアワードが終わったら、即座にグラミー賞のノミネートの発表になるのが、アメリカの音楽界のルーティーン(?)です。 第65回グラミー賞のノミネートが発表されました。いつもどおりカントリー部門について、載せておきたいと思います。グラミー賞の顔を…
今年のCMAアワードが、本国の11月9日に行われ、今年の受賞者が発表されましたのでアップします。いつものことながら、変化の少ない本アワードですが、個人的にはレイニー・ウィルソンの受賞が意外でした。 パフォーマンスがYoutubeで試聴できるようですが、…
メインストリームのカントリー界で若手トップ・クラスのアイドルであり、しかも伝統あるグランド・オール・オープリーのレギュラー・メンバーであるケルシー・バレリーニが、2020年の「Kelsea」とそのアコースティック・テイク集「Ballerini」に続く、5枚目…
メインストリーム・カントリーの中で、独自のユニークな立ち位置でクロスオーバーな高い人気を誇るアーティストであるケイン・ブラウンが、フル・アルバムとしては「Experiment」から4年ぶりとなるサード作をリリースしました。間の2020年にEP「Mixtape, Vo…
今年のグラミー賞で、オールジャンルの新人賞を始め、3部門でノミネートされたイングリッド・アンドレスが、待望のセカンド・アルバムをリリースしました。自身の事を少し自虐的ぎみに゛3回のグラミー敗者゛と呼んでいるようが、゛ノミネートされた事自体…
★2023年のノミネートが発表されています★ 今年のCMAアワードのノミネートが先ほど発表されましたので、掲載させていただきます。アワード・ショーは本国の11月9日です。 https://cmaawards.com/nominees-winners/ Entertainer of the Year Morgan Wallen Lu…
アメリカ本国で2018年から2022年にかけて、エピソード1から4まで放送され、その好評を受けてわが国でも今年WOWOWで放送された、あのケビン・コスナーが出演のみならず製作総指揮も行ったドラマ「イエローストーン」。そのシーズン1でフィーチャー(バン…
有名カントリー・スターの名前をミックスしたかのような名前を持つ、ザック・ブライアンのアルバム「American Heartbreak」とシングル曲"Something in the Orange"が、今年夏に入ったあたりからビルボードのカントリー・アルバムとホット・カントリー・チャ…
ここ最近、ビルボードのカントリー・エアプレイ・チャートのトップ20に食い込んだ新顔、ジャクソン・ディーンが気になりまして、取り上げさせて頂きます。目下シングル―・チャートを賑わせている、ポスト・モーガン・ウォレン(?)と思しき、ネイト・スミ…
前作「Desert Dove(デザート・ダヴ)」収録の"By Our Design"の爽快でありつつ切ない歌声や、何ともいえない浮遊感のあるサウンドが気に入っていて、さっそくこの6月リリースの本作も楽しみにしていました。メインストリーム系のヒット・カントリーとは肌…
牧歌的な風景の中で、少し華やかなワンピースに身を包み、何とも言えない表情でユーモラスなポーズをとる。と、ここまでで「この人何者?」と思ってしまうのですが、さらにアルバムの幕を開くインスト"Ad Astra Per Alas Porci"のタイトルの意味は「豚の翼…
ヒット・シングル"If I Was a Cowboy"を収録した、通算8作目のオリジナル・アルバムです。下に転載した、以前投稿のリリース情報の通り、4月29日にリリースされ、ビルボード200で初登場4位と見事トップ10入りしました。モーガン・ウォーレンを例外と…